三室戸寺

770年 光仁天皇勅願により創建
 

本山修験宗別格本山
 

本尊 金銅二臂千手観世音菩薩

 

 西国33ヶ所10番札所。
 三室戸寺の奥、岩渕より出現された千手観音を本尊として創建される。
 紫陽花の名所としても有名。紫陽花園には、一万株もの様々な種類の紫陽花が植えられており、私が訪れた時はちょうど美しく咲き誇っており、それは見事だった。
 三室戸駅から結構離れていて、重い荷物と(駅にロッカーがなかった)降り続く雨に辟易したけれども、行くだけの価値はあった。癒された(笑)。少し山の中にあるという感じで、とても静かで落ち着く。
 紫陽花園はひとまず後においておき、本堂にお参りに行く。いい感じの石段を登ると、そこには鉢植えの蓮がずらりと並べられており、圧倒された。
 雨に濡れた本堂のしっとりとした美しいたたずまいに、蓮の緑と桃色が彩りを添えて、本当に美しい。ちょうど本堂と蓮を見渡せる場所に休憩場所があり、そこでしばしぼーっとする。こちらのご本尊は正座されており、期間限定で観音様の足の裏を拝見できるのだ。
 本堂の少し奥には、三重の塔がある。
 紫陽花園のあじさいも本当に素晴らしい。紫陽花と蓮の両方を楽しめ、とてもラッキーだった。
 広大なお庭には様々な花が植えられており、5月頃のサツキもすごそうだ。