化野念仏寺

弘仁年間(801~824年) 弘法大師空海開創
 

浄土宗
 (もとは真言宗)
 

本尊 阿弥陀如来

 

 このお寺のある化野の地は古より葬送の地として知られていた。野ざらしとなっていた遺骸を、弘法大師が埋葬し、如来寺を創建した。その後、法然上人により常念仏道場となり、浄土宗に改宗。念仏寺と改められる。
 入り口はこぢんまりとした趣のある入り口。境内に入り、もふもふとした苔のお庭を抜けると、そこにはおびただしい数の石塔。八千体を数えるその石塔石仏は、数百年の時を経て無縁仏となったものを明治中期、安置したもの。
 石仏も、ほとんどお顔が見えなくなっていたり、年数を感じさせる。その数に圧倒される。
 奥へ進むと竹林があり、プチ嵯峨野。その奥には、現在現役のお墓があった。