城南宮

794年 創建
 
祭神 国常立命(くにとこたちのみこと)
   八千矛神(やちほこのかみ=大国主命)
   息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)

 

 平安遷都の際、都の裏鬼門(西南)の守護として創建。
 平安末期、白河上皇の造営した鳥羽離宮の鎮守社ともなる。
 また、後鳥羽上皇がこの宮の流鏑馬を口実に、兵を集めて挙兵し承久の乱を起こした。
 平安時代、大いにはやった熊野詣の出発地点でもありまた、「方除けの大社」とも呼ばれ、旅行や方位に関する信仰が篤い。
 こちらの神紋はとても珍しく、日月と星。…非常に陰陽道チックな香りがする…。さすが方除けの宮ですな。
 社殿も平安時代の面影を残すような造りで美しい。
 そして、神苑。四季折々、様々な花が咲き競い美しい。私が訪れた時は、もうすぐ梅が咲きそうね…という微妙な時期でしたが(^_^;)。お庭の一角でお抹茶をいただくこともでき、まったり…。
 かなり広いお庭だが、中でも「平安の庭」と呼ばれる場所では、年に2回「曲水の宴」というなんとも雅やかな行事が行われ、平安時代にタイムスリップした気分が味わえそう。一度拝見したいものである。
 そして、平成18年の初秋、「京の家づと」というイベントの会場となり、再び訪れました。何かというと、昔の衣装の着装体験ができるというイベント。斎舘にて十二単を着装。そして狩衣にお着替えしてお庭散策。雅やかでしたよ(自分の立ち居振る舞いはさておき。笑)。毎回場所は変わってるようです。前は下鴨神社でしていたことも…。普段と違う姿で散策できるのは、嬉しいですね。平安人気分を味わえます(笑)。