平等院

1052年 藤原頼通開創
 
天台、浄土兼宗単立寺院
 
本尊 阿弥陀如来
 
 十円硬貨の鳳凰堂で有名な寺院。もとは平安時代の貴族・源融の別荘宇治殿。藤原頼通が極楽往生を願い建立。
 鳳凰が翼を広げたかのようなたたずまいはとても美しい。阿字池の真ん中に立っており、まるでそこに舞い降りたかのよう。水面に映る姿も素晴らしい。最近の改修工事により、向かって右側の部分に朱色の橋が掛けられた。
 鳳凰堂内部も拝観でき、大きな阿弥陀如来像が迎えてくれる。その存在感は、圧倒的。向かい側正面(池を挟んで)から見ると、鳳凰堂の中心の上部扉から阿弥陀如来サマのお顔を拝することができるのだ。堂内は暗いのでわかりにくいけど、そういう仕掛け(?)になっている。阿弥陀如来頭上の天蓋も豪華で素晴らしい。
 以前は堂内長押の上部に雲中供養菩薩像52躰がいらっしゃった。このときは少し遠くてわかりにくかったのだが、H.15年、再び訪れたときには宝物館・鳳翔館が新設されて、この中に一部が安置され、近くで拝見することができるようになっていた。菩薩たちは、一躰一躰雲に乗り、楽器を奏でたり舞っていたり、表情も仕草も各々違っていてとても優雅でお美しい。くぎづけ(笑)。もちろん、ショップでポストカード大量買い(笑)。そして、素敵なグッズがたくさんあって迷う。オススメは、雲中供養菩薩が手にされている楽器のミニチュアストラップ。とりあえず、琵琶を購入。次回訪れたときは、また別の楽器を購入しよう!ここの宝物館も行くたびに進化している気がする。
 毎回夏に訪れていたのだが、久方ぶりに春、訪れる機会があったのだが、桜と鳳凰堂の競演…という感じで、とても美しかった。是非、藤の時期にも訪れたいものである。