晴明神社

1007年 創建
 

祭神 安倍晴明(あべのせいめい)

 

 かの有名な平安時代の陰陽師・安倍晴明を祀った神社。この地は、晴明の屋敷跡ともいわれる(京都ブライトンホテルが晴明邸跡地という説も。その説もあって、このホテルに宿泊しちゃったことも(^_^;))。
 陰陽師とは、病気や呪いなどの災いを祓ったり、星の運行を見て吉凶を占ったりした「科学者兼呪術者」のような職業。もちろん中には怪しげな人たちもいましたが、晴明さんは宮仕えしていたので、いわゆる国家公務員。晴明さんの話は、『今昔物語』や『大鏡』など、さまざまな物語に、いわばスーパーヒーローとして登場している。江戸時代には、歌舞伎でも演じられている。現代でも、かなりなブームが起こっている。
 晴明公好きなら訪れねばならぬだろう!と私が一番初めに訪れたのは、H.8年。うわ、遠い昔…(笑)。大通りに面したこぢんまりとした神社で、このときは、本当にひっそりしていて薄暗くて(今より断然知名度がほんとに低かったデスね)、その雰囲気が素敵で、晴明公好きとしては、かなり感動したもの。境内には、晴明が信太の森の白孤・葛葉姫の子供だという伝説もあり、小さな稲荷社がある。
 で。なぜか毎年一度以上必ずお参りしていた(笑)が、この神社、行くたびにグレードアップしている(笑 しかし、現在はもうだいぶ落ち着いたもよう)。
 最初は旧戻り橋に使用されていた石が、鳥居をくぐって右側の地面にぽつんと置かれていただけだったのに、いつのまにやら境内には、その石を利用したミニ戻り橋が出現(笑)していた。で、社務所も新しくなり、ミニ戻り橋の横にはいつのまにやら式神が待機(笑)しだし、駐車場やお土産どころまででき、えらいことになっている(笑)。H.15年、御鎮座一千年祭が行われ、それにあわせてどんどん進化していったもよう。映画『陰陽師2』も公開される直前だったこともあり、このときは本当に大賑わいだった(ちなみに、『陰陽師2』のうちわとステッカーをいただきました(笑))。
 神社の瓦や提灯など、いたるところに晴明桔梗紋(五芒星)が。桔梗の時期には、境内の片隅に花が咲き、期間限定で(花が咲いている間だけ)、桔梗守りが授与される(うーん、心憎い!)。
 また、絵馬がとにかく熱い!夢枕獏、岡野玲子、京極夏彦、野村萬斎諸氏など晴明ゆかりの作家さんや役者さんなどの絵馬も飾られており、楽しめる。式神さんと一緒に写真が撮れる顔出しパネルが設置されている(現在はどうかわからないが)。最近は、羽生結弦くんもプログラムで晴明さんをモチーフにした演技をされているので、お参りにいっているっぽいので、そのファンの方も参拝していらっしゃる模様。
 陰陽師、安倍晴明好きには聖地となっている神社だ。とにもかくにも、大好きな神社(笑)。
 陰陽師・安倍晴明好きはマストゴー(笑)。
 その後、H.21に晴明公の像が完成したとのニュース。わあ、これは再び行かねば!…ということで、行ってまいりました(笑)。
 本殿の向かって左側に、…はい、かのお方がいらっしゃった。以前はここに厄除け桃が設置されていたのだが、向かって右側に移されていた。
 最近は、「パワースポット」ブームらしく、境内の一角にある晴明井も大人気。携帯電話の待ち受けにしておくと良いらしいですよ…?(私はしてませんけどね(^_^;))
 なんだか、まだまだ進化していた(笑)。落ち着いてなどいなかった(笑)。そして、相変わらずの人気っぷり。晴明さん、いつの時代もすごいです。