法輪寺

713年 行基菩薩創建
 

古義真言宗
 

本尊 虚空蔵菩薩

 

 もともとは4c頃、この地に葛野井宮(かずのいぐう)というお社があった。その後、この地に元明天皇が勅命を受けて、行基が葛井寺(かづのいでら)を建立したのが始まり。
 868年、法輪寺と改める。
 本尊の虚空蔵菩薩は、「嵯峨の虚空蔵さん」と呼ばれ、知恵と福徳を授けてくれると信じられ、数え年で13歳の男女が成人の儀礼として参拝する、「十三まいり」のお寺として有名。
 阪急の嵐山駅から渡月橋を渡る手前にあるお寺。嵐山という観光地にありながら、少し落ち着いている。嵐山には何度となく行っているけれど、嵐山花灯路のときに初めてお参りした。ちょうど、イベント時だったので、人出は結構たくさんだった。
 このときのライトアップは、「デジタル掛け軸」という作品で有名な、長谷川章氏によるアート作品で、本堂や多宝塔に映像が投影されるというもの。次々と映し出される映像に、寒さも忘れて見入ってしまった。
 その現代アートに彩られた立派な本堂の中では、お坊様が読経されていた。なんだか、幻想的…。
 次回はぜひ、お昼間に行ってみたい。