平安神宮

1895年 創建
 
祭神 桓武天皇、孝明天皇
 
 遷都1100年を記念して創建された神社。そう、意外と新しいのである。京都市民の氏神とされる。
 近隣には京都市美術館や京都国立近代美術館や観世会館など芸術鑑賞スポットが満載!
 参道には京都一を誇る大鳥居が出迎えてくれる。そして堂々とした應天門が目に入る。
 白砂に朱の柱と緑の瓦が映え、美しいたたずまいを見せる。中に入ると、前庭(?)のところに四神の青龍(こちらでは蒼龍らしいです)と白虎がお出迎えしてくれる。手水になっているのだ。朱雀と玄武もどこかにいらっしゃるのかしら?…でも、地図を見てもどこにもいらっしゃらないような…出張中?…ですか?
 社殿は平安時代の朝堂院(大内裏の正庁)を模して約3分の2の大きさで建立されている。社殿の前には、右近の橘、左近の桜も植えられている。神社仏閣の創建当初の色彩って、こんなに鮮やかだったのねと、思わせる。
 京都三大祭の一つ「時代祭」は、「葵祭」を真似て明治の創建とともに始まった。神社も祭りも比較的新しいのだ。この時代祭も一度拝見してみたいお祭りだ。
 境内には神苑があり、とても広大で、四季の花々が美しい。それぞれの木や花にちなんだ和歌や句が、ところどころに置かれており風情をそそる。
 数年ぶりに神苑へ行ったところ、なんとこの神苑、18時まで拝観OKという、神社にあるまじき遅さ!このときだめもとで行ったので、非常にありがたいことでした(ちゃんと調べておいてくださいって感じですね(^_^;)、すみません)。
 ちょうど私が訪れた時は花菖蒲が見頃でだったのだが、桜の時期も美しい。広いお庭には池がたくさんあり、草木も茂り、癒される。東神苑にある泰平閣という橋は、屋根に鳳凰が載せられており、姿も美しく、撮影スポットでもある。この橋の上には腰掛けられる場所があり、休憩スポットでもある。お時間があれば、まったり過ごしましょう(笑)。